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ライゼ通信 

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建築費の調整

家を建てるとき、建築家と打合せをして、これで見積もってみましょう!とひと区切りつけ建築会社に見積もりを依頼する。

でも、まず希望の金額は出ません。
希望とは資金計画で自己資金や住宅ローンを考慮した中での希望金額。
これなら、借りれる、返せるという根拠のない金額です。

希望金額と見積り金額の差をどうしたら近づけることが出来るのでしょうか?

我が家の阿蘇の家は頑張った結果でも、やはり建物本体で150万円ほどオーバー。
その上敷地が広いので外構工事費がかなりかかりそうです。

「あきらめる」とか「ケチる」という言葉はあまり使いたくないので、「工夫」してどう金額調整をするかが、これから建築業者と契約する方の乗り越えるところでしょうか。

何千万円もの金額を見慣れ、聞き慣れすると人間は麻痺してしまいます。

ゴミ袋の有料化で、大より中を使おうとか、スーパーで袋3円取られるくらいなら、必ずエコバックもって行くぞ!と小さな金額には敏感なのに・・・。

ここで、建築家と共に心強いのが私やインテリアコディネーターの存在だと自負しております。

本当に必要なものか!本当に理解されているのか?図面や施工内容、備品の確認などしながら、家を建てたい方の理想と現実の調整をフォローしていきます。

「高いものが良いとは限りません。でも安いものには理由があります」
費用をかけるところと省くところ。

これをご自分たちで納得しながら進めていけば、きっと選択したご本人たちにとっては満足の家になるはずです。

ちなみに私は薪ストーブの設置を今ではなく、今年の秋に延期しました。
わずかな金額ですが100万円位の支払いが先に延ばせます。(その間にまた貯金)

それより先に、ヒノキ林を駐車場に整備して、展望ウッドデッキを作る費用。家の周辺の外構工事、薪と洗濯物干し小屋など、建物本体以外の費用がかなりかかりそうです。

家を建てる。快適に暮らす。この為の費用は全体を良く見ながら進めてくださいね。
と自分にも言い聞かせています。
# by iepro | 2010-01-11 08:38 | プロデュース

線引き

プロデュースの仕事を生業にして動いています。
「プロデュースって何するの?」
と聞かれると
不動産会社、銀行、建築家、施工社、職人、家づくりに関わるプロたちと繋ぐ役。
その他細かく言えば司法書士から土地家屋調査士まで、相続や登記関係の相談の窓口になるときもあります。
ほとんどの方が、初めての家づくりなので、
こんなもんかと見過ごしたり、手間がかかることを軽減する仕事もします。

家づくり以外でも、アーティストの作品展の企画などを手がけています。

そして、いつも思うこと。
「ここまで」と
思う線引きが難しい。
サラリーマンのように業務内容が決まっているわけではないので、次から次に動いてしまいます。

好きな仕事を生業にすると、楽しい反面難しいこともある。
# by iepro | 2010-01-09 19:21 | プロデュース

長く関わる人たち

私の家はビルの5階。
南阿蘇に家は建てましたが、通い住まい。時々泊まる程度です。
どちらもこれから長く住み続ける家です。
でも、街中の我が家のビルの施工社は破産宣告をしました。
その上築20年以上も建っているので、アフターフォローなどまったくありません。
でも今からが心配です。
どのメンテナンスを誰に相談するのか?
設計監理をした設計事務所と今もお付き合いはありますが、施工についてはやはり請け負った建築会社が対応することになります。
自分で痛感すること。
建築費が安い。
これだけを施工依頼の基準にしないこと。
理想論から言えば、建築家のことを読み取り、理解してくれて、信頼のおける建築会社があれば少々建築費が高くても、何十年のお付き合い相手としては良いのではないかと。

設計力と施工力のバランス。
初めての家づくりをする方にはとうてい分からないもです。
これは建築のプロたちが誘導してあげる責任があると思います。
# by iepro | 2010-01-09 00:10 | 施工社

あかり

窓に映った灯りがまるで月のよう。
LE KLINTの照明。2個買いました。
一個は家創り相談室に。あと一個は南阿蘇の家に。
あかり_a0156611_19181099.jpg

なかなかの雰囲気。
あかり_a0156611_19195460.jpg

近くで写すとなんとも幻想的な曲線美です。
やはり手仕事の作品です。値段の価値有り。
# by iepro | 2010-01-07 19:21 | コーディネート

狭小住宅(街中編)

シャワー通りから歩いて1~2分の所に間口5m、奥行き20メートルの敷地があった。
私が生まれ育った場所で散歩コース。
以前住んでいた方も知っていたので、家が解体されて、更地になったとき、「あれ?」と通り過ぎた。
そして、しばらくするとあっという間に足場が組まれ、家の外観が見えた。
狭小住宅(街中編)_a0156611_11421384.jpg

この家の設計は坂本達哉氏。
狭小住宅(街中編)_a0156611_11444751.jpg

限られた敷地条件。準防火地域で商業地域。メリットとデメリットの両方をいかに設計に活かすか。
その上、施主は土地から購入の為、建築費の予算が厳しい。
狭小住宅(街中編)_a0156611_11464374.jpg

30代のご夫婦が今度生まれてくる赤ちゃんのために建てる家。
ハウスメーカーや工務店にも相談したが、設計力と施工費で難航して計画が進まなかった。
そして、坂本氏と出会う。
超省コスト狭小住宅。
この条件の敷地は建築家でなければ、快適な空間は生まれないと思う。
完成は2月末、内覧会予定。楽しみ!
# by iepro | 2010-01-07 11:50 | 建築日和