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ライゼ通信 

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暮らし方の自分軸

空楽の仲間達と話す時、よく出てくることが「新製品への警戒」
製品メーカ―は「物売り」をしたいので、当然新製品を売ることへの意欲は大きい。
それが、単品のクーラーや冷蔵庫だったら、「しまった」の後悔もまだ自分を許せる。
もう少し容量の大きいものにすれば良かった。とか、もっとコンパクトなカタチのものにすれば良かったと思うくらいで済むはず。

でも、それが、簡単に取り外しができないもの。
買い替えが出来ないものを、どう家創りに取り組むかの時は、やはり慎重になる。

今回の太陽光発電の買取中止の検討ニュースを聞いた時、私の予感は当たったと思った。

以前、某電力会社のエネルギー効率課で、出向社員として働いていた時のこと。
当時、ビジネス誌や経済新聞を読み、色々な情報の中で、これからの時代「総合エネルギーカンパニー」みたいな会社が出来るのではないか。日本にも。と思った。
それを、その課の課長に話したら、非常に不愉快な表情をされた。

電力会社は国と繋がっているので、決して倒産したり同エネルギーで競合は出ない。
という神話があるのだろうと、その当時は消費者に一番近い存在の私は思っていた。

でも、時代は変わり、大きな事故が起き、今エネルギー会社は自由化の時代になりつつある。
電気もガスも提供できる会社の誕生。
先進国では、すでに設立しているケースがある。


「太陽光発電を乗せて、お金を貰う」
これを電力会社が喜んでしているわけではない。

良い悪いの問題ではなく、どこかに無理のあることは長くは続かない。

私は「自給自足の暮らし」に必要な太陽光発電はいづれつけたいと思っている、もう少し製品の精度と価格がリーズナブルになったら。

でも、その上に、売電先が安定しているかと言えば、安定ではなく不安定。

国策は変わる。
そして、国と大企業は繋がっている。

私は政治や企業戦略などのスケールの大きいことは苦手。

ただシンプルに、
「どう暮らしたいか?!」の「暮らし人の自分軸」を大切に家を創るサポートをしている。

エコハウス。ゼロハウスなどの時代の最先端、新製品満載の家創りも素晴らしいと思う。

でも、非常にシンプルに「風の通る設計」「光の入る窓」「木の肌触りが優しい」など、自然の恵みを、いかにうまく取り入れる設計施工が出来るか。

これを考えるとワクワクする。

熊本の四季を感じる家創り。

建築地である場所を最大限に活かす設計力。そしてそれに伴う施工力。

空楽の家は、常に原点回帰の軸を持ちたい。(私の勝手な願望?!)

人に心地よい五感を刺激する家創り。

どんな時代になっても、これは大切だと思っている。
by iepro | 2014-09-25 09:31 | 想い