くまもとの家to暮らし                              ファーレ通信 

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間接照明

最近は、欧米の生活も取り入れた暮らしは馴染んでいます。
そのひとつが、間接照明。
天井に明るい照明器具が、ひとつ。
私が関わる家では、それは少なくなりました。
灯りを楽しむ夜の空間。
秋の夜長は、特にステンドグラスの灯りも素敵です。
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昨日は、南阿蘇在住のステンドグラス作家、塩田さんの家に。
和室にも馴染む雰囲気のスタンド照明がありました。
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塩田さんも私も、非難地区に家があるので、今はみなし仮設住宅で、借家暮らしです。
でも、好きな家具や照明は持ち込んで暮らしを楽しんでいます。
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昨夜は、間接照明の薄暗い空間でワインを飲みながら、好きな音楽を聴き「これからの暮らし方」について話は尽きませんでした。

間接照明だけの夜の室内は、くつろぎの時間が楽しめます。
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by iepro | 2016-09-30 15:51 | コーディネート

横の細道を活かす家・白い壁

横の細道がきれいになったK&S邸。
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どなたがきれいにしてくれたのか?!
この道幅が、K&S邸にとって、屋外の豊かな空間を生み出しています。
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4区画の分譲地の中で、一番奥の家だけにあるご褒美の空間です。
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2階から見渡す屋外の空間。ブルーシートの場所にウッドデッキを設けます。
植栽と木塀でプライベートで開放的な場所になるはずです。横の細道の存在も大きい。
そして、室内はクロス職人さんが仕事をしています。
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吹き抜けのような階段の踊り場は、しっかりした足場がないと、安全に綺麗な仕上げは出来ません。
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白い壁は、光の陰影がきれいです。
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白い壁は、広く感じる視覚の錯覚も出てきます。
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クロス職人の仕事はハードです。
一年中、糊の乾きを考えて、窓を閉めて作業します。
高い所、狭い所、各所をきれいに仕上げていかれます。
熟練の技にほれぼれします。
スマートホンの保護シート一枚も、きれいに貼れない不器用な私には感激の白い壁。。
塗り壁かクロスかも、見極めが難しいくらいの技です。

でも、この白い壁は、大工さんからの仕事のリレーなのです。
木工事がきれいに仕上げっているから、きれいな白い壁が出来ます。
外壁の白い壁も同じです。
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下地がきれいなので、左官さんの技が活きて、外壁の白い壁も存在感のある美しさになりました。

この白い壁たちに合う次の色は、カーテン、照明、植栽です。
仕上がりの時期になりました。

完成が楽しみです。
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by iepro | 2016-09-29 14:16 | 建築日和

シニア世代の平屋・ひとり暮らし

解体で建て替えか、修復リノベーションか?で悩まれていたFさん。
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耐震診断士でもある建築士、宮崎さんの現場診断で、「リノベ―ション」で決まりました。
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施工事例を見てもらいながら工事プランの説明。
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シニア世代の平屋・ひとり暮らしのリノベーション。
同席された娘さんも、ひとり暮らしのお父さんも、ファーストプランに満足。
これから、見積もりに入ります。
予算には限りがあります。
年を重ねていく、これからの暮らしが快適になるように、優先順位を考えながら提案していきます。
地震の恐怖も、避難先の不自由さも、新しい暮らしを想像して、少しは忘れて欲しい。
打ち合わせを楽しんでほしい!
の想いがある、アルキデザインの宮崎さん。
説明時の言葉から、その優しさが伝わってきました。
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by iepro | 2016-09-28 23:02 | 打合せ風景

シニア世代の平屋・ふたり暮らし

結婚して子供が産まれ、三世代同居の大家族の家。
35年前に一度家を建てたTご夫妻。
ご両親の介護、子育て、長い時間を家族と共に過ごした家が、地震で壊れました。
そして、気持ちを入れ替えて、平屋のふたり暮らしの家を建て直すことになりました。
設計プランは出来て、工事請負契約も終え、今日は見積もりに入っている設備の確認に行きました。
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キッチンは奥様のお好みで。
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ユニットバスの色決めはご主人が。
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寄り添い合って説明を聞かれる後姿が、微笑ましい。

大きな家の寒さや不都合さも経験されたお二人には、新しい家はきっとコンパクトに機能的で快適なシニアライフを楽しめる空間になると思います。

今までの荷物から家電製品まで、ほとんど処分したそうです。
必要最低限の衣服と暮らしの必需品だけのこして。

人生の断舎利も終わり、後は身軽に楽しむふたり暮らしが、待っていますね。
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by iepro | 2016-09-27 15:41 | コーディネート

貴方の夢は何ですか?

家づくりの話を進めるうえで、大切にしていることは、家の見える形と、見えない暮らし人の夢。

趣味や、夢、想い。

Hさんも、住宅会社の展示場を回り、何か自分の感性と違う。と思い悩んでいる時、以前私がサポートさせて頂いた方からのご紹介でお会いしました。

彼女に、家づくりの話もしましたが、
「子育ても終わり、これからの人生で何かやりたいこと、夢はありますか?」とお聞きしました。

最初は、「はあ~?!」ときょとんとされていましたが、ゆっくり考えて
「絵本に関する仕事がしたいです」のご返事。

その想いを設計にも取り入れました。
本棚や、絵本の表紙を見せて並べる棚。
リビングと和室の二間を開放的に使えるように。可変性を考えました。
大勢の方が集まれるイベントにも対応できるように。

そして、家も完成し、その夢を現実にする行動を。
自宅リビングを絵本ギャラリーにして色々な活動をされています。
そのひとつが、後進国の子供たちに絵本を送る活動。
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初めて知りました、こんな活動があることを。
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他にも、Hさんの活動は絵本の読み聞かせ、手作りワークショップなど、家で出来ることを楽しく計画されています。
嬉しいです。
家づくりも、人生の夢も同時につくりあげて行くことが出来ています。
今回の地震で、補修工事をすることになったH邸。
保険手続きや、工事の流れもひと段落ということで、昨日は楽しい女子会となりました。
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中華料理のランチ。
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見た目も味も素晴らしかったです。

Hさん、ありがとうございました。
美味しく楽しい至福の時間。

またイベントの打ち合わせしましょうね。
絵本の朗読と音楽ライブの企画の。
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by iepro | 2016-09-26 08:25 | プロデュース

南阿蘇にゲストハウスを!建築職人と話す

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南阿蘇のS邸に、自称建築職人の若杉さんと伺いました。
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私の予想通り、挨拶も早々に、花の話で盛り上がりました。
若杉さんは、ただ今、野草、野鳥に興味があり、四季の花もかなり調べています。
本日の目的は、「ゲストハウス計画」なのですが・・・。
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敷地のどこにゲストハウスを建てれば良いのか?!
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この桜の木が春は見どころで、魅かれる場所。
設計の命は、「その場所を読み取る」こと。
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Sご夫妻は、事前にご自分達の想いをきちんとレポートにしてくれていました。
これはとても大事なことです。
暮らしや生き方をイメージする。
そして、自分の想いを短い言葉で書き出す。
間取りや図面を考えるのは無用。
設計力のあるプロには、その場を読み取り、依頼人の想いをくみ取り、自分の感性を表現するプランが湧き出てくるはず。
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Sご夫妻のゲストハウス計画は、私の夢でもあります。
若杉さんのゾーニング計画を見るのが楽しみです。
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by iepro | 2016-09-24 21:09 | 打合せ風景

家の存在

益城を通ると、未だに家が壊れたままの風景がある。

人生の中でこんな風景を見ることを予想していただろうか?!
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立派な瓦の輝きが切ない。
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この風景を、目の前のマンションで毎日見ているKご家族。
気持ちは萎えますね。
K様に書類を届けに行った私も、気持ちが少し暗くなりました。

家族にとって「家の存在」って何だろう?と最近いつも考えます。

私は「家創り」を考える時、同時に「暮らし方」を考えてもらいたいと思っています。
今回の地震は400年に一度の未曾有の出来事。


皆さん動揺しながらも「我が家」の存在を求めて今動かれているはず。

私の提案は「小さな家でおおらかに暮らす」
これは、地震前から言い続けてきました。

広い敷地に高額な家を建てる。が幸せなのか?

今回、私は自分の家族が地震の被害でけがもなく、今を活きていることに感謝しています。
その上で、更に思うのですが

家族全員で、楽しく暮らすことを優先順位の一番にするとしたら「家を創る費用」は生活の質を脅かす高額な金額でなくても良いはずです。
家を建てた後の暮らしが、楽しく続かなければ「家の存在」に意味がありません。

かと言って、テレビ、ラジオ、雑誌等でコマーシャルしているような低価格の家もすすめません。

安いには理由があります。色々と。

ご家族のためだけの家を、プロのパートナー達と一緒に設計と施工に時間をかけて楽しく創り上げる。
既製品のような「決まった仕様、限られた間取り」ではなく、その土地の特性を読みとり、ご家族の暮らしの中の笑顔を想像しながら、わくわくどきどきする打ち合わせの時間があれば幸せですね。

壊れたまちなみの風景で、悲しくなった心も、少しづつ再生されていくと思います。

でも、
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我が家をつくるには、色々な事を考えていかなければなりません。
ふわふわとした夢を、現実のカタチにしていくのですから。

土地から探される方は、更にパワーが必要です。
どんな暮らし?の前に、どこに暮らす?の選択、決断が必要。

「家の存在」は家族にとって、心身共に大きな影響を与えるもの。


だからこそ、暮らし人と一緒に考え、悩み、選択、決定までサポートするプロ達の存在は心強いはず。

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by iepro | 2016-09-22 07:51 | 想い

ランドリースペース

私事ですが、梅雨時、雨の日の洗濯は嫌ですね。
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今、アパート暮らしなので、洗濯物を干す場所がありません。

ひとり分でも、部屋の中がうっとうしくなります。

暮らしを変える家創り。

女性目線で考えたい大切なポイントのひとつ。
ランドリースペース。

男性目線の打ち合わせには、あまり話題として出てきませんが、思うのです私は。

男子厨房に入って!
男子、洗濯ものを干して、たたんで!

男女平等に外で仕事をする時代。

家事は男女共に担うこと。

洗って、干して、アイロンかけて、たたんで直す。

限られたスペースで効率良く動き、人目を気にしないで、出来るようになったら良いですね。洗濯。
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by iepro | 2016-09-18 11:19 | ひと

解体か?再生か?

熊本地震前から、中古住宅の耐震診断士としても稼働していた、建築プロデューサーの宮崎さん。
今日は、被災した家の「解体か?再生か?」で現場調査。
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本震から5ヵ月。
我が家の変わりようには、気分も暗くなります。
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宮崎さんから構造的な状況を聞きます。
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図面をおこして、全体の間取りを把握します。
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結果は、壊さず活かす!で進める方向になりました。
宮崎さんの調査結果では、木造の平屋ということで、構造的な被害は少なく、また暮らせる家になる。です。
建てかえでも、再生でも予算は限られています。
今は出来るだけ通風に気をつけ、不要な建築部材は取り除いておくこと。
お会いした時は、ご主人も不安そうな表情でした。
でも、帰り際は、笑顔も見えて私達もちょっと安心。

ひとり暮らしの平屋です。
加齢者に優しい快適な空間に再生することが、今後のテーマになります。
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by iepro | 2016-09-16 21:13 | 打合せ風景

熊本・地産知笑の家づくり

今日で熊本地震から5ヶ月が経ちました。

私も南阿蘇に家を建てましたが、地震後は避難指示地区になり大変でした。

平常心が保てないのです。
元気そうに見せていますが。

被災した住環境をどう受け止めて、これからの暮らしを整えていけば良いのか?

家創りに関わる私が、動揺して悩んでいるのです。

建築に知識がない方々が、誰の声を聞いて行動すればよいのか?
とても不安な時だと思います。

家の再生、建替えをどう進めていけば良いのか?

冷静に判断できるとは思えません。

行政は、補助金や一部負担金の期限を決めています。

動揺が続く被災者の方々も、あさりを感じているはず。

そんな時、これからの家創りの想いが、きちんと語れるのでしょうか?!

ゆっくり、ゆる~と。

で、家創りは良いのではないでしょうか。


私の理想は、地産知笑の家づくり。

修復工事、応急措置の工事は、県外からも多くのご支援を頂き、本当に感謝しています。
全国から、ボランティアの方々も来て下さり、温かい感動を頂きました。

でも、新築、建替え工事には、地元力を柱にして欲しいと願っています。

これからの人生を託す家。

近くで見守っていてくれる工務店がいる。職人がいる。

その地で産まれ育った建築士が、その土地や住環境の良さを取り入れ、かたちを描く。
暮らし人と一緒に創り、みんなが笑顔になる家づくり。

これが、地産知笑の家づくり。

被災された方も、そうでない方も、「家創り」は人生で大きな共同作業です。

誰と創るか?!はとても大切なことだと思います。
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by iepro | 2016-09-15 14:01 | 想い