くまもとの家to暮らし                              ファーレ通信 

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カテゴリ:建築家( 53 )

手描きのちから

ラブレターをパソコンの文字で書くより、下手でも手書きで書いた方が気持ちが伝わると思う。
図面もそう。
空楽の設計者たちは、ファーストプランは、ほとんど手描きで提案します。
修正しやすい。と超現実的な話でなく、アナログ派の図面には、温かさを感じるから。
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前職で、工務店の営業研修をする会社に勤めていた時期がありました。
大手の住宅メーカーでトップの成績を収めていたカリスマ営業マンが社長の会社です。
社長は、全国を講演して回っていました。
感動を呼ぶ営業の極意を。
その中のひとつが、
「パースや図面は、手描きが一番。家を建てたい人のことを、想いながら書いた図面が、必ず相手に伝わりますよ!と言っていました。」
その会社を退職して、縁あって空楽のメンバーになり、初めて見た若杉さんの図面を見て「感動」しました。
直理さんも佐藤さんもみんな手描きのファーストプランから始まります。

感動の意味は、私が目指していた家創りのプロ達と出会えた!という意味です。
キャドの図面では表現できない、手仕事の手間ひま。これが人と人を繋ぐちからになる気がします。

手描きとは、家創りの夢を図面というかたちで描くこと。

最近は、フェースブックやライン、ブログで、会えなくても伝える作業が出来る時代です。
とても便利な世の中になりました。

でも、私が一番家創りで好きな風景は、設計者と暮らし人達の何気ない会話の中から、くみ取っていく感性を図面に描いていく打ち合わせです。

これはどんな時代にも大切にしたいことだと思っています。

ファーストプランは手描きで!

初めてのプラン説明時は、設計者から私も毎回温かい感動をいただきます。
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by iepro | 2014-10-23 10:32 | 建築家

家創りの機能美と空間の質

南阿蘇の私の通勤道路の道沿いに、家が完成しました。
建築途中を横目で見ながら時間が過ぎ、
そして、先日完成見学会の、のぼりが立っていた。

クリニックか店舗かと思っていました。実際は分からないけど。
でも、暮らす家では、あってほしくないと願います。
何故ならこんな形の家なのです。
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軒も庇(ひさし)も無い家。
先日の見学会の様子を、一瞬車から見た限りでは、若い設計士が創った家のようでした。

若いというのは、実年齢のことだけではなく、経験値の浅さも含んだ意味です。

お客様の家で、お客様のお金で、冒険やお試しや、実験のような家創りをしているように感じることもあります。

建築家と呼ばれる人も、誰でも若い時代があります。
長い年月の中で、機能美や空間の質を習得し、具現化していくのだと思います。

でも、山の暮らしは気候がすぐ変わります。風も強いです。
その気候風土を知って、活かして、軒の無い家を設計したのでしょうか?

暮らしが始まってから気がつくのでしょうね。
斬新なデザインが、どう暮らしに影響するかを。

雨風が、すぐ振り込む部屋。西日がきつい窓など・・・。

室内は拝見していませんが、住宅でないことを祈りたいです。
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by iepro | 2014-10-03 09:01 | 建築家

敷地のカタチ

昨日は、H様の土地決済でした。
買付証明を出し、契約に納得したら、手付金を払い、残金を銀行で支払って、めでたくH邸建築用地として、H様の名義に所有権を移転します。

H様の通帳から売り主の通帳に数字が移動するだけなので、札束が机に並ぶわけではありません。
なので、大金を支払った実感はないのかもしれませんね。
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私は、不動産業者ではないので、土地を売る立場とは、違う見方をします。

この住環境で、どう暮らせるか?
どんなカタチの家が望ましいか?
近隣との調和、光と風と緑の取り込み方?
などを直感も含めてみます。
敷地にも性格があります。
欠点を長所に変えるには?
長所のように見えても、ちょっと問題点もあり!を見つけたりもします。

でも、暮らすご家族とは事前に色々話をさせてもらっていますので、妄想、想像を膨らませて
その土地に立ちます。

変形もOK。欠点もクリア―出来れば、個性になります。

大切なのは、設計者のちから。

適設適地なのです。

H邸の平屋のような和の佇まい。
ここ!と直感で感じた土地を、設計者も気に入ってくれました。

さあ!土地もH様のものになりました。
いよいよ、設計の打ち合わせが、はじまります。
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by iepro | 2014-09-13 08:35 | 建築家

設計者の力量

家創りの設計者は、作曲家と似ていると、私は思います。
特にオーケストラで演奏する楽曲は、作曲家の力量が問われるはず。

家創りに関わる設計者と称する人たちが、熊本に何人いるのでしょうか?

数十年、住宅関係の仕事で接した設計者の人数は、数え切れません。

一時期、設計事務所や工務店を対象にした、営業コンサルの仕事をしていた時期がありました。

各社で「家創りへの想い」がかなり違います。
もちろん、設計者の質も、力量も。

初めて家創りをする方には、到底、見極めは難しいことです。

もし、縁があって、今決めようとしている設計事務所や住宅会社、工務店があったら、
「設計者と話をしたい」とお願いして下さい。

そして、その方が設計して、暮らしが始まった家を訪問し、ご家族と話をしてみてください。

一生に何回も建てることはないであろう「家」の要になる設計者。
出会いは大事ですね。

そして、そこから始まる現場の手仕事。

工事が始まれば、設計の力量が現場への力量へとつながります。

私の役目は「つくるdeつなぐ」

施主と一緒にその流れを見守ります。
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by iepro | 2014-05-30 08:20 | 建築家

とことん話そう!!!

家の設計プランを、初めて建築家から見せてもらった時は、「感動」
何が感動かというと、家を建てたいと願っていたことが、現実になりつつある、という喜び。
プランが、どうだとかいう以前のこと。
これが、時間が経過すると、冷静に図目の内容を見れるようになる。
それから起きることは、「家族会議」
ご夫婦間で、あれこれと想いの違いも出て来るし、感性の一致も確認できる。
そして、今度は建築家へ想いを伝える。
気が引ける部分もあると思う。
せっけく設計して下さったものに、ケチをつけるようで。
でも
「とことん話そう!」で進めて欲しい。
プロにはプロの想いがあり、経験値の中で、今だけを見ていない将来に繋ぐ空間設計や機能性も考えてのこと。
気持ちを確認し合うことは、大切。

最近、個人ブログで5年前に書いた、安藤忠雄先生の事を読み返した。

小さな家創りと世界に向けた建造物の仕事は、当然違うにきまっている。
でも、建築家に感じる「人間性」は何回も講演会に行き感じる。

この人となら、とことん話せる!理解し合いたい!という建築家との出会い。
大切ですね。

Asobito日記」クリックしてみてください。
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by iepro | 2014-04-11 08:29 | 建築家

マルチマン

アルキデザインの宮崎さん。
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彼の車を私は勝手に、アラレちゃんカーと呼んでいる。
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彼の車は走るオフィス?
ワークネームを車に貼るなんて・・・。
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彼の仕事は、「マルチ」
家創りに関して、プロデュースから始まり、設計、監理、現場監督までこなす「マルチマン」

でも、私は彼に建築家や施工者をまとめる役をして欲しいと願っている。

プロデューサーの存在は、とても大きいと自負している私の願望です。
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by iepro | 2014-02-19 17:53 | 建築家

設計力

設計力を測れる計量器があったら楽なのに。
願望も含めて思うことがある。

どうやって、家創りのパートナーを選ぶかは至難の業。
格好いいホームページの写真では、決して測れないものがある。

土地を読み取る力、空間を設計する力、素材を活かす力・・・。

「何か心地いい」

と感じる空間には、いろんなチカラが集結しているはず。
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by iepro | 2013-11-02 19:57 | 建築家

家つくりびと

「地産地設」
その地で産まれて、その地の家を設計し続ける。
とても良いことだと思っています。
気候風土に密着した暮らしを考えながら、家の設計をする。
「空楽」のメンバー、佐藤さん。
スペースラボという名前で、設計・施工の仕事をしています。
私と年齢はちょっと違いますが、「家創りへの想い」がスタートしたのは、ほぼ同じ時期です。
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事務所で何してるの?と図面に近づくと
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H邸の建具の打ち合わせでした。
H邸は、完全独立型の2世帯3世代同居の家です。
解体時には、古材を残して、また新しい家に使うという、感動もある家創り。
そして場所は変わり
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三角の山の上に佇む古民家。中古で購入された家の、補修改装工事。
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「フルイモノ」がお好きなご夫妻との打ち合わせ。
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打ち合わせ中、生後2か月お子さんは私のたくましい腕の中で熟睡でした。
設計をする。施工をする。両方できる「家つくりびと」

人生の先輩からのメッセージ

「誠実さと情熱」
目先のお金や断れない性格が災いを招くことを、いっぱい見てきました。
本当に相手の立場に立ち、自分もやりたい仕事であれば、必ず良い結果が出ます。
「誠実さと情熱」
これは大事です。
それから、一生勉強。
何事においても、進化は必要。依存や退化の仕事には「感動」がありません。

期待してますよ!熊本のつくりびとさん。
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by iepro | 2013-09-05 06:53 | 建築家

建築の守破離

昨夜、テレビで建築家隈健吾と作家林真理子が対談していた。
隈健吾は、世界を飛び回り仕事をしている。
なので、事務所の若手建築家との打ち合わせには、行列ができている。
数分刻みで、いくつもの物件のチェックやアドバイスをしているのだ。

その若手建築家たちに、インタビュアが聞いた。
社長であり、師匠の建築家とのコミュニケーション不足を感じませんか?と。
すると、外国から来たスタッフが答えた。
日本の建築家は凄い!どんなに有名で多忙な建築家でも、ちゃんとスタッフと会ってくれるし、話してアドバイスもしてくれる。外国では考えられないことです。と。

そうなんだ。
文化継承の言葉で、守破離という言葉がある。
物事を習得するのに必要な段階を表す。
守は、師匠の教えを正確に忠実に守って基本を学ぶこと。
破は、身に着けた基本の技術を自分流に進化させて創造性を高めること。
離とは、さらに前進して新しい独自の形、技術を確立すること。

隈健吾の設計事務所では、この守破離の精神で、若手の建築家が師匠の元から巣立っていくのだろうと思えた。

熊本で活躍する若手建築家に、守破離を学ぶ尊敬する師匠がいる人は幸せ者だ!
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by iepro | 2013-05-12 08:26 | 建築家

店舗改装

南阿蘇の蕎麦屋、久木野庵。
今回、スペースラボの佐藤さんが店内の改装工事をしました。
以前から時々食べに行っていたので、改装ビフォーアフターの変化が分かります。
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店内の様子は
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今まで見せていなかった、そば打ちをこのスペースでご披露。
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二人掛けのテーブルと、おひとり様用のカウンターを。
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これだと、気兼ねなくひとりでも座れますね。
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シンプルなテーブルと椅子。これも佐藤デザイン。
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そして、鮮やかな緑を眺める窓のアイアンフレームももちろん佐藤デザイン。
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平日のお昼でも賑わっていました。
私も美味しいお蕎麦と、佐藤デザインに触れて満足でした。
店主も喜んでいましたよ!佐藤さん。

店舗は進化していきます。
その時代背景に合わせた内装。費用対効果も大切。何より、来店されたお客様が落ち着いて食事をしていただき、尚且つ回転良くなければ利益に繋がりません。

仲間が出がけた物件は愛情が湧きます。
微力ですが、宣伝しようっと!同じ南阿蘇住人としても。
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by iepro | 2013-05-11 08:34 | 建築家