くまもとの家to暮らし                              ファーレ通信 

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カテゴリ:建築家( 53 )

住生活の選択肢

私に「1000万円の平屋の家」を建てたいと相談が来たらどうするだろう?!

震災後、地震に強い低価格の家の広告が増えた。

当たり前のことですね。ニーズがあればやりますよね、売り手側は。

でも、私はシビアに答えると思います。

家創りには、建物本体にも、色々なお金がかかります。
諸費用も。

なので、どこまでで1,000万円ですか?と。

今、私も避難先のアパートに暮らしています。

眺望も良いし、大家さんも素敵な方です。
キッチンもトイレもお風呂も他人に気兼ねなく使えます。
当たり前ですが、水が出るのが嬉しい。

でも、心地よさに欠けるのは、きっと素材と間取りのせいだと思います。

建築素材の大部分が人工的なものに囲まれています。
唯一ほっとするのは、畳の間があること。

間取りは四角く区切られた空間のみ。

今まで、自然の風景を大きな窓から見渡し、無垢材の床を素足で歩き、

窓と空間と素材の心地よバランスの家で暮らしていた経験者としては、建築費と空間設計には大きな関係があること確信しています。

これからの暮らし人の発想も、選択肢は色々。

①賃貸住宅で、自由に住み替えを楽しむ!

②中古住宅をリノベーションして暮らす。

③低価格住宅を建て、建物の不動産価値より、日々の暮らしに楽しみを見出す。

④日々の生活に支障がない住宅ローンや資産を投資して、暮らしを楽しむ室内外の住生活も満喫する。

私が、サポートしているのは、
建築家、デザイナー、施工職人の技を発揮する家創り。
次の世代にまで住み継いで伝える快適な家づくり。


良い悪いの選択肢ではありません。

これからの生活をどうするかは?自分で決めていくことですね。

どれを選択すれば、私たちは幸せになるのだろうか?のご相談もお受けしています。

これからの住生活のワンステップアップ。

私に出来ることは、「話をお聞きすること」です。

答えは、ご自分達で楽しく決めていくことです。
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by iepro | 2016-08-25 10:28 | 建築家

年を重ねたうつくしい家

「経年美」の家づくり。
自然素材の経年変化により、新築時より味わい深い佇まい。
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熊本地震の被災がひどかった益城に、凛と建っています。
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我が家を実験台にして、木壁の素材感を楽しみながら見守っているのは
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この家の暮らし人で、創り人の直理さん。
ツブラホームの社長であり、設計者。

これからますます、家も人も味わい深い存在として魅力を増していくのでしょうね。
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by iepro | 2016-07-21 19:00 | 建築家

空楽の父

自分のことを、空楽の母と呼ぶようになりました。
年の数では、空楽の父の次に年長です。

でも、
「日本人は、数字で人を判断する。
年の数ではなく、その人の魅力、才能、生き方で「人なり」を考え接して欲しい。数で判断されたら、私はバケモノよ。ほ・ほ・ほ」
と、三輪明宏さんがおっしゃいました。
「ブラボ―!その通り」とテレビに拍手した私です。


空楽の父。
若杉伸二さん。61才
自分のことを、建築職人と呼びます。
見せる家ではなく、暮らして心地よい家創りをモットーにしています。
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上棟式で使う風船を真剣に膨らませている姿。やさしさと温かさを感じます。
そして
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家創りの指揮官として、現場監督や棟梁たちと楽しく会話する大らかな姿。
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突然の挨拶指名では、起承転結は無し。天才の雰囲気を醸し出します。
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おやじギャグも出ます。
蟹の足を持ち、「美味しかね!」を「美味しかに!」と熊本弁ギャグを・・・。

私の好きな若杉さんの姿は
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土地を読み取り、ファーストプランを説明する時の姿と
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上棟時に、現場で長時間、色々な立ち位置から、仕上げ、納まり方を考えている様子。

どちらも、ドキドキします。
自分の家のように、毎回ドキドキワクワクしながら、若杉さんの横にいます。

空楽は、父の後に息子たちが頑張っています。
設計、施工に関して、みんな父の背中を見て成長しています。

一生現役を目標の、空楽の父の存在は、息子たちにとっても心強いと思います。

くれぐれも自愛の精神で、設計の父として、空楽の皆を包み込んでほしいです。
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by iepro | 2015-12-23 12:44 | 建築家

家創りは協奏曲づくりのような・・・。

昨日の若杉さんを見て、妄想癖のある私は「ベートーベン」という単語が浮かびました。

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Kご夫妻と作曲の仕上げをしているように思えたのです。
作曲家で、指揮者のような。
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協奏曲をオーケストラの奏者たちに渡す楽譜の最後の仕上げ。
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編曲のアレンジも完成に近いようす。
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原曲は、アレンジしだいで、平凡にも傑作にも変化していきます。
作曲家と、とことん会話をした後は、「お任せ」ではなく、「委ねる」気持ちで進めると
「傑作作品」に仕上がるはず。
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by iepro | 2015-09-06 06:56 | 建築家

見せる家、住む家

この10年で熊本の住宅業界も大きく変わった。
私が目標にしていた「手創りの家」が多く出回っている。

出回っているという表現に、ちょっと違和感がある人も、いるかもしれない。

たとえば、「建築家と創る家」「有名デザイナーの設計した家」などの言葉が多く出回った。

外観も「近代建築」など斬新な建築物が雑誌から飛び出たようなものが街並みに出没し始めた。

関東や関西の設計事務所へ依頼して熊本で家を建てる人も増えた。

大きな枠で考えて、「自由な発想をカタチにする」家創りが熊本でも定着してきた。

それは、とても嬉しい。

でも、ここで重要なことは
「見せる家と住む家」の違いをしっかり把握して欲しいこと。

誰に設計を頼むか?誰に施工を頼むか?

住宅会社の企画住宅、標準仕様で決めればよい家?!でもなさそう・・・。

設計事務所に依頼すれば、自由という「選択肢」も増える。

カッコイイ!斬新!パースに感動!これまでに設計された家が気に入った。などなど

色々設計者を選ぶ時の動機は様々。

家を創りたい人は「暮らし人」

見た目と住み心地は違いも出てくることを、しっかり確認してくださいね。

設計者の説明義務も確認してくださいね。

空楽は、チームを創り、設計、施工、インテリア、その他資金計画なども含め、担当者それぞれがの立場からの視点で家創りを「暮らし人」と一緒に考えながら進めていきます。

見た目も大事ですが、暮らしが始まってからの何十年を快適に暮らしてもらいたい!の想いで、皆が前向きにぶつかることもあります。

これが大事!

人の手間ひまが、家というカタチになって、家族の笑顔が見える暮らしが始まるのです。

「カッコイイ家を売る」とは大きく違います。

今から、家を創りたい方へ

「違い」の意味はゆっくりご説明いたしますよ。

家創りのはじめのいっぽの相談は遠慮なく。

雑談から始めましょう・・・。

東 久美子 090-9070-8168
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by iepro | 2015-04-29 09:45 | 建築家

建築家の想い

空楽の家創りは敷地を読み、そこに暮らすご家族の未来も想像して、設計プランを創っていきますます。
「今」だけではなく「未来」を見据えて。

設計プランに対する要望はお聞きします。

でも、その想いや言葉をすべて設計に反映させるわけではありません。

なぜなら、暮らしに大切な、空間、眺望、動線、・・・。
色々な経験値を図面に書き込んでいくから。

光と風と緑を取り込む家創り。

空楽のプロが考える設計プラン。

世界にひとつの「家」に、想いと未来と心地良さが詰まっています。
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by iepro | 2015-02-18 19:39 | 建築家

建築職人たちの想い

私は日曜日のテレビ番組で「和の総本舗」が好きです。
題名は正しいか定かではありませんが。
日本の伝統や技術を受け継ぐ人・もの・土地を取材していくクイズ番組です。
決して派手な世界ではありません。
真逆で、地味で裏方で、経済的にも厳しい中で、守る、残す、繋ぐを続ける。
これにスポットを当ててくれる番組の構成作家、プロデューサーと想いが近いかも。

空楽の大御所、若杉さんや直理さんもその想いは強いです。
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今解体中のJ邸。築100年以上は越えています。
でも、暮らすのには厳しい状況。

こんな時は、壊して捨てずに、一部を活かす。
過去と今と未来を繋ぐ家創り。
これは大事です。
設計監理を直理さん、プロデュースを岩松さん、施工をツブラホームで着工し始めました。

そして
昨日の空楽ミーティングで若杉さんが言われた言葉に同感。
フランチャイズの居酒屋と個人の小さな居酒屋の違い。
住宅会社の例えに、使われたことですが。
「どこに行っても同じメニュー、同じ味、同じ価格。
従業員との会話も最低限の注文時位。
面白みがない!味わいがない!癒しがない!感動がない!
小さな居酒屋の、のれんをくぐって大将や女将の笑顔で席に着く。
今日のおススメや、美味しいお酒のうんちくを語りながら、会話を楽しむ。
ほろ酔い気分で、心も胃袋も満足して、人の温かさに疲れを忘れる。
これが良いんだよね」
若杉さんの言葉は、まさに今の私が考えていることを、表現しれくれました。

大きな組織や肩書きの中で仕事をすることを辞めて、ひと対ひとの関係を大切にしながら家創りができないものか?!
と悩んでいた時、若杉さんや直理さんと会うことなく、
「家を建てたいと思う人の一番近くで家創りをするプロ集団」ということで仲間に入れてもらいました。

私のこれからの役目は?!と考えます。
まさに、居酒屋の女将。
家創りには、暮らし全体から考える色々な事を、一つ一つ解決しながら夢をカタチにして頂きたいと思っています。
既製品のフランチャイズの家創りではなく。

なので、お互いの表情の見える所で、声を聞かせてもらって、楽しく語る所からスタート。

今年3月末から、西唐人町10、器季家カフェは夜の部を始めます。
器季家の器は、作家の手作りのものが好き、季は、季節の旬を楽しむ。家は町屋を守り、家創りを楽しむ。

これからのライフワークは、「地産知笑」
熊本の職人、農人たちの産物を多くの人達に知って頂き、創り手も使い手も、食する人たちも笑顔になる。

3月23日から、平日6時から9時までは「夜ごはん器季家」に私は女将としています。
何か相談事がありましたら、いつでもお寄りくださいね。
相談がなくても、美味しい時間を楽しみに、お越しください。
季節のお惣菜、お酒、おでんなど、手作りで用意しております。

会話の中から、暮らしのヒント、家創りのヒントが見つかるかもしれませんよ。

私も祖父が首里城などの石垣再生をする石工で、父は建設会社で大工をしていた時期があり、DNAに建築職人気質があるように感じています。
なので、「創る」に関して、少々会話が熱苦しい時があります。
それはご了承くださいね。

器季家カフェブログ(色字クリック)
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by iepro | 2015-01-22 09:30 | 建築家

設計力の底力

空楽の設計者たちは、「整った条件」だけを望んではいないと思います。
たとえば、四角で広い敷地。資金も現金で高額の予算。お任せの家創り。
こんな条件に、やる気が出る!タイプの人達ではないと思います。
その気持ちは、私自身も同じです。
もちろん、何の心配もなく、問題もなく、家創りを楽しめるのは、とても良いことですが。

でも、、どんな時にやる気が出るか!底力を発揮するかというと
「限られた条件の敷地」これは挑戦者として想像力と経験値で臨むと思います。
狭小地や変形地、高低差のある敷地など。
資金に関しては、「安いモノには良いものはない」の自論はあります。
「安い」とは、依頼人の経済状況と深く関わります。部材や設備等含めて、設計者や施工者も納得したものを使いたいのは当然。
なので、建築費は最初に資金計画を立て、よく検討します。建築時期も検討します。
「何が何でも今建てましょう!」はありません。
そして、「お任せ」の家創りは出来ません。
暮らし人にもこだわりたいことがあるはず。
その想いや、夢を具体的に、設計者と語り合い、会話を大切にしながら、お互いの意識を交差させながら創り上げていきたいと思うのが、空楽の家創りです。

私は、建築家、安藤忠雄氏の講演会を2回、熊本で聞きました。本も何冊か読みましたが、生の言霊から凄くパワーをもらい、あることに挑戦しました。そして、今も奮闘中です。
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そんな安藤氏の言葉の解説本を買いました。会話を楽しむように読んでいます。
その中からの抜粋です。

「不便さ」が豊かさを育てる
便利なものを良しとして、便利だけでいいのか、ということですよ。
たとえばプレハブ住宅は機能的で美しいという意味で
あれはあれでいいわけです。
だけどそれ以上のものではない。

「自分という弓」を引き絞れ。
それだけ夢は遠くまで飛ぶ。
しかし、そのようなギリギリの緊張状態の中にあってこそ
創造する力は発揮される。
現実の仕事でも同じである。
条件の整った仕事よりも、かえってコスト的・条件的に苦しい時の方が
意外によい建築が生まれることが多い。

「安藤忠雄の言葉」 著者 佃 俊男 発行所 株式会社 イースト・プレス
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by iepro | 2014-12-20 10:16 | 建築家

落葉樹の役目

「家と庭」で、初めて暮らしが始まる家庭が出来る。
空楽の設計者たちは、家のデザインをする時、植栽のイメージも同時に考えます。
予算と完成時のカタチを確認しながら、最低限欲しい木は提案します。

なぜなら、窓と木の関係はとても大切だから。

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南阿蘇にも冬が来ました。
山小屋はくぬぎ林に建っています。
落葉樹です。
春には鮮やかな新緑のまぶしさを。
夏には、陽射しを遮る頼もしい存在。
秋には、少し色ずき、落葉のようすに、季節の変わり目を感じ
冬には、枝だけになった木が、短い昼の太陽の温かさを取り込んでくれる。

落葉樹には、凄くロマンチックで、日本の四季を楽しむ物語があります。

なので、落ち葉の掃除が大変!だと思わず、せめて一本、南側の大きな窓の前に植えて欲しいと思います。
特に、ベランダをタイルにした場合は、夏や冬の気候の変化がタイルに影響します。
夏の暑い日差しの熱は、タイルによって反射され、室内にまで影響します。
木製のウッドデッキとは違います。

室内外の床に使う素材と、陽射しの関係も設計者は考えて、植栽計画をします。

落葉樹の役目は、「季節を心地よく受け入れる」
これは、とても大きな役目ですね。
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by iepro | 2014-12-02 09:03 | 建築家

夜の打ち合わせ

夜、外から空楽の事務所を眺めたら、カフェ?バー?と思う程、雰囲気が良い。
実際は、中では超まじめな家創りの打ち合わせが。
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直理さんの仕事の進め方は、とても丁寧です。
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リビングが畳の間になります。
そこで、来年の初秋、ご主人は美味しい晩酌を楽しむのでしょうね。
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by iepro | 2014-12-01 07:21 | 建築家