くまもとの家to暮らし                              ファーレ通信 

iepro.exblog.jp

食卓を彩る手しごとの器

「手しごと」
この響きが好きです。

私は、小さな工房から生まれる「もの」に愛おしさを感じるタイプの人間です。

それは、大きな家創りから、小さな器までに関して想うこと。

作家の手しごとを伝えていきたいと思っています。
a0156611_1055128.jpg

先日、器季家での打ち合わせの帰りに、建築職人の若杉さんが購入された器。

時間をかけて染付けた皿とカップは、南阿蘇に工房をもつ、伊比井万貴さんの作品。

伊万里の大日窯で修行をされ、その当時よりさらに筆使いが洗練され、丁寧になっています。
彼女のことを、私は日本画家だと思っています。

そして、藍色と白磁の花模様のまめ皿。
これは、天草陶石を使った、岡部敏郎さんの作品。
岡部さんは、天草の伝統工芸、水の平焼きの陶主の息子さん。

自分で新しいカタチを作っていきたいと、摸索されている時期に出会いました。
私は、伝統工芸が続くわけと、繋いで欲しいわけを語り合いながら、原点を探り、シンプルな器を作ってみたらとアドバイスしました。

白磁の美しさとデザイン。
40代の彼は、先祖の陶芸家たちのカタチの再生と、進化に取り組んでいます。
a0156611_1172848.jpg

私は、大は小を兼ねるで、大皿が好きです。
和皿に西洋料理を盛るのも素敵!
左の白い皿は、直径25cm位あります。
阿蘇の一ノ宮近くに、福岡から移住してきた山下太さんの作品。
彼は、大自然のマグマ、阿蘇の土に魅かれて、移住を決意し、今ではご家族全員が阿蘇の住人になりました。
彼の作品には、自然と科学反応する計算できない美しさが、模様になることもあります。
ろくろでカタチをつくった器を、阿蘇の厳しい寒さの屋外に一時置くことで、土が少し凍結し樹氷のような模様になります。
これが神秘的。
なかなか成功しないらしい。土の練り具合と温度の相性だそうです。

椿模様は、伊比井万貴さんの新作。
右上の縞模様の皿は、沖縄の山田義力さんの作品。
釉薬の色を「琉球コバルト」と、名付けられました。

人が先か、作品が先か?
その時々で、「出会い」は違いますが、必ず作家さんの工房へ伺って、創り手の想いを聞かせていただき、共鳴、共感した方の作品展を企画してきました。
創作プロデュースの活動は、家創りより早く、一軒目のギャラリーショップをオープンしたのは、30年前です。

なぜ、手しごとが好きなのか?
なぜ、ものづくりの作家に惹かれるのかは、自分でも分かりません。

たかが、器、されど器で、これから先も、何かと楽しい企画展を考えていきたいものです。

「暮らしを楽しく!つくるdeつなぐ」です。
[PR]
by iepro | 2015-12-04 11:25 | 楽しみ