くまもとの家to暮らし                              ファーレ通信 

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手しごとを伝える!

大量生産の既製品を「売る」ではなく、ひとつひとつ想いを設計した家を創る。

これが、空楽のやりかた。

でも、これはそう簡単なことではありません。
前職で、住宅会社に勤めた後、国土交通省指定の住宅評価機関で働いた時期があります。

その時、大手のハウスメーカーの企画住宅の創り方、売り方を知りました。
先に、「売り」と「相手」を決め込んで商品をつくります。

そして、売り出すのです。
その時、商品開発に評価機関も協力します。

性能の等級に関わることを、最初から決めていくのです。
自由設計と言いながら、自由設計にはならない所があります。

大量に高性能の家を売るには、仕掛けが必要です。

それと、真逆で、空楽の家は、「手しごと」

どの家も、暮らし人の想いとつくりびとたちの想い、技が活かし、活かされた集大成です。
時間もかかります。
効率も悪い所もあります。

でも、何にこだわるか?は人それぞれ違うはずです。
それを大切にしたいのです。
性能、設計、施工、デザイン、質感、経年美・・・。
大きな枠で捉えながら、小さなことを大事にしています。

家以外にも、それは言えることです。
今、器季家では「藍染展」を開催中です。
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「藍」の色が今の季節に涼をくれています。
この藍染をする女性作家は福岡在住34歳の平田仁美さん。
専門学校で、洋服を作り、着物のリメイクを経て、今は「藍」を中心に作家活動をされています。
彼女と話して共感したことが多くありました。
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洋服の素材選び、デザイン、縫製、染まで手仕事でしていく彼女の想い。
「学生時代、ある格安洋服店でバイトしていました、海外にも進出する大手企業のショップです。みんなが同じものを買っていくのに「気持ちが悪い」と思うようになったのです。なぜ、個性を出さないのか?出せないのか?同じデザイン、同じ色の服を町でみんなが着て安心って何だろう?」と思いました。」
よく分かります。
私も同感。洗い替え用や無地のパンツ、下着類は、私もその店で買います。
でも、この時!の勝負服は「個性」「心地よさ」「長く着る」を意識して選びます。
「安い!デザインが無難!」だけではきっと飽きがくると思います。
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それから、またひとこと平田さんの言葉に共鳴した。
「私が個展をしている会場に20代の女性たちが数名来て、「藍色って何色ですか?」と質問したのです。目の前に藍色の作品を並べているのに。
日本の手仕事、自分のやっていることを次世代にもきちんと伝えなくては!と痛感しました」
と。
そうなのです。
今の10代20代の人達は、100円で買えるもの、〇〇クロの洋服は、当たり前。手間ひまかけた高額な「手仕事」には、あまり触れる機会、馴染みも少ないはず。

これを「伝える」のも、作家の仕事です。
そして、作家のサポートは「手仕事プロデューサー」の役目。

来月は、沖縄の作家展をします。
熊本を中心に九州の手しごとを紹介する企画は、これからも続きます。

もちろん、空楽の家創りの見学会、内覧会も7月から11月位まで続きます。

大量生産ではなく、「私の家」を創りたい方は、まず「空楽の設計空間の手仕事」を体感することをおススメします。
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by iepro | 2015-05-17 07:53 | 想い