くまもとの家to暮らし                              ファーレ通信 

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設計力の底力

空楽の設計者たちは、「整った条件」だけを望んではいないと思います。
たとえば、四角で広い敷地。資金も現金で高額の予算。お任せの家創り。
こんな条件に、やる気が出る!タイプの人達ではないと思います。
その気持ちは、私自身も同じです。
もちろん、何の心配もなく、問題もなく、家創りを楽しめるのは、とても良いことですが。

でも、、どんな時にやる気が出るか!底力を発揮するかというと
「限られた条件の敷地」これは挑戦者として想像力と経験値で臨むと思います。
狭小地や変形地、高低差のある敷地など。
資金に関しては、「安いモノには良いものはない」の自論はあります。
「安い」とは、依頼人の経済状況と深く関わります。部材や設備等含めて、設計者や施工者も納得したものを使いたいのは当然。
なので、建築費は最初に資金計画を立て、よく検討します。建築時期も検討します。
「何が何でも今建てましょう!」はありません。
そして、「お任せ」の家創りは出来ません。
暮らし人にもこだわりたいことがあるはず。
その想いや、夢を具体的に、設計者と語り合い、会話を大切にしながら、お互いの意識を交差させながら創り上げていきたいと思うのが、空楽の家創りです。

私は、建築家、安藤忠雄氏の講演会を2回、熊本で聞きました。本も何冊か読みましたが、生の言霊から凄くパワーをもらい、あることに挑戦しました。そして、今も奮闘中です。
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そんな安藤氏の言葉の解説本を買いました。会話を楽しむように読んでいます。
その中からの抜粋です。

「不便さ」が豊かさを育てる
便利なものを良しとして、便利だけでいいのか、ということですよ。
たとえばプレハブ住宅は機能的で美しいという意味で
あれはあれでいいわけです。
だけどそれ以上のものではない。

「自分という弓」を引き絞れ。
それだけ夢は遠くまで飛ぶ。
しかし、そのようなギリギリの緊張状態の中にあってこそ
創造する力は発揮される。
現実の仕事でも同じである。
条件の整った仕事よりも、かえってコスト的・条件的に苦しい時の方が
意外によい建築が生まれることが多い。

「安藤忠雄の言葉」 著者 佃 俊男 発行所 株式会社 イースト・プレス
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by iepro | 2014-12-20 10:16 | 建築家