くまもとの家to暮らし                              ファーレ通信 

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10年後の暮らし方

家創りの予算の話をする時、
「宝くじが当たれば大きな家を建てるのに」
と、よくジョーク交じりでお話される方がいます。
私も宝くじが当たればと考えますが、まずその前に宝くじを買わないとだめですよね。
でも、大金があれば、高額の家を建てて、ご家族の倖せが手に入るのでしょうか?
まずは、カタチより「これからの生き方」が大事な気がします。

「どんな暮らしをしたいですか?」から始まる私の家創りの話。

これは、住宅展示場を多く見て回り、知識をいっぱい詰め込んでこられた方は
「はあ~???」と拍子抜けした表情になる時があります。

高性能施工、設備に仕様備品、住宅展示場の見せるための家、そしてネクタイを締めた熱心な男性や丁寧に接客の女性。

分厚い資料や、超スピードで提案したプランなどを眺めると
「買いますか?買いませんか?」とテレビの住宅を探そう!の番組のようで、答えを急がなくてはいけない気持ちになるかもしれません。

私は、建築家でもインテリアコーディネーターでもありません。
家を建てたい、創りたいと思い始められたご家族の案内人のような立場です。

そして、年を重ねた分、最近は母のような、近くの世話焼きおばさんのような立場で、真剣にお話を聞きます。

家を建てるご家族には、将来があります。
ご家族の10年後の暮らし方をシュミレーションして、家創りを考えてもらいたいと思います。
もちろん、家は20年30年とメンテナンスを重ねて大事にして暮らして頂きたいと願っています。

10年先の自分が、家族が、どう暮らしていきたいか?!を考えると家のカタチは何となく想像出来てきます。

なので、お金の話もシビアにしますし、広さやデザインもイメージできるよう、建った家、暮らし始めた方のお話も聞いて頂きます。

職業や年収、家庭環境によっても、家のカタチはさまざまです。

10年後の暮らしも、もちろん色々。

自然素材の変化は、年を重ねるごとに色艶と質感が出てきます。
それと同じで、10年後のご家族にも、ますます元気で人生を楽しんでもらいたい!の気持ちでお話を進めます。

でも、「今」を考えて決める方もいます。
温泉が大好きなKさんは、家のお風呂も多きいものが良いと、選ばれました。
でも、月日が経つと、
「週末、近場の温泉にドライブを楽しみながら行くので、家ではシャワーを使う頻度が多い。お風呂の水をためるのも大変、掃除も大変、もう腰が痛いです。」
と、築7年目の実情を話されました。

システムバスを決める時、もう一サイズ小さいのにしておけば、十数万円はコストを下げて他に回すことが出来たはずです。

でも、私のアドバイスは聞き入れてくれませんでした。

建築費が高いので、暮らしやすい家とは限りません。

質の良いものは、それだけの価格もします。

安いにも訳があるはずです。

家創りには多くの選択が必要です。その選択を10年先を想像しながら進めていきたいものです。

10年後のご家族の笑顔を想像しながら・・・。
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by iepro | 2014-09-08 09:26 | プロデュース