くまもとの家to暮らし                              ファーレ通信 

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料理店とメニューの決め方

私がサポートする家創りを、色んなことに例えて説明します。

ある時は、町のアトリエでつくる洋服に。
男性のカッターシャツとして、想像すると
まず、布地選びから。
汗かきな方、ちょっと肌が弱い方、体格と動き・・・。
着るその方の性格、好み、着る場面を想像しながら、布選びをする。

そして、採寸。首周りから、手の長さ、肩幅、お腹まわり。と着心地の良いジャストサイズを計ります。
経験値のあるデザイナーが、コーデイネーターと一緒に、楽しい日々の話をしながら、布選びと採寸を進めて行きます。
もちろん、予算は意識して。
予算枠の中から、最大限気に入る素材とデザインを考えたシャツのデッサンを参考にしながら。

次は、手仕事の職人へと繋ぎます。
一針、一針、丁寧にミシンで縫い上げます。
場所によって糸を変えて。
ボタンも選びます。

そして、出来上がり。世界に一枚の自分サイズのシャツが。

これが、家創りになると、もっと細かな工程がありますが、プロジェクトチームが、そのご家族の為にその場面、その箇所でのサポートがあります。
不安や心配、疑問や、質問など気軽に出来る雰囲気づくりも大切にして。

他の例えでは
店とメニューの決め方。

私は、決めるのが早い方です。
時と場合によりますが、「みんなと一緒」はあまりないです。
食べたいものが、はっきりしています。
常日頃から、嗜好ははっきりしています。
なので、メニューを見ると、これ!と思います。価格も含めて。

でも、家創りとメニューの決め方はどこで同じ?と思うでしょうね。
メニュー以前に、私は入る店をいつも意識しています。

ここは、フランチャイズで、価格も味もぶれはない料理。そこそこ社員教育も出来るている。
ここは、冷凍物を簡単加工して大量に出す店。バイト生だけで動いている。
ここは、素材にこだわり、旬のものをいかに美味しく料理するかをいつも考えている料理人がいる店。

店構えより、厨房に立つ料理人の質を考えながら、メニューを決めます。
料理人と直接話したり出来るのは、素材にこだわり季節のものを美味しく!の気持ちが強い小さな店が多い。

食べ物と、家創りを同じレベルで考えるのは、非常に不謹慎!と思われるかもしれません。
でも、長年家創りの業界にいると、色んなことがみえてきます。

国策で全国大手の住宅会社の動きが変わること。
自由設計と表現する企画仕様の家。

大工(九)ではなく大八と言った、にわか大工でも、簡単な図面で建てる大量生産型の家。

デザイナーが描く斬新なモデルをつくり、集客後、暮らし方とデザインと価格のバランスを取るのに大変な家。

職人気質で、昔ながらの大黒柱のサイズと木材の種類にこだわり、空間設計や細部の繊細な仕上げや質感に疎い家。

色々業者、建築会社、工務店、デザイン事務所が熊本にあります。

それを、至福の時を感じる食事をしたい店に例えてみると面白いです。

そして、メニュー決めも。

予算もあります。自分の好みもあります。アレルギーもあるかも。
そこをちゃんと聞きとってくれて、素材の説明をしながら、おいしい食べ方談義なども添えてくれると、私は味以上に五感全体にひびく時間を「いただきます!」ということがあります。

人生最高の至福の時を過ごしたいレストランとメニューの決め方。

それぞれ違うはず。違って当たり前。
全国同じ味でも、袋をチンでも、食べたい方がそれで良いのなら、それで良いのです。

私がお手伝いしているのは、
小さなお店で、素材にこだわり、スタッフがそれぞれの役割を機敏にこなし、旬の野菜や果物を豊富に使い、食する方の好みをくみ取り、料理を提供してくれる店。

これは、個人的な想いと願望です。
常に意識しながらチームづくりはしていきたいと思っています。

その為にも、日ごろから「どんな暮らしがしたいのですか?」からスタートします。

SMLの既製服と決まったレシピの同じ味を選ぶのか、自分サイズの服と素材を味わう料理を食するのか?

ゆっくり考えてみてくださいね。

あなたの暮らしにジャストサイズの家創りを。
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桜町のアンティコ カステッロ。
オーナーシェフから、イタリア語て「幸運を!」のメッセージをいただきました。
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by iepro | 2014-09-02 09:31 | 想い