くまもとの家to暮らし                              ファーレ通信 

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涙腺がゆるむ言葉

築30年の鉄骨住宅をリフォームするか、同じ建築会社で立て直すか、または、木造でと悩まれていたNさん。
鉄骨構造の場合のメリット、デメリットを初めて真剣に考えたそうです。
かなり、間取りの規制がかかること。クレーン車を入れるために、大切にしていた庭をつぶさなければいけないこと。
費用も高かったそうで、結論がでないまま、知人の紹介で私に電話を頂きました。
女性がひとり可愛いワンちゃんと暮らす家。
一年中、庭の季節の花を眺めて暮らしたい。
お花の教室もされているので、その場所も。
そして、今入院されているお母様を連れて帰る時のスロープや、室内の安全配慮。

色々検討された結果、私達と木造平屋建築で建替えということに、決められました。
いずれ、他のご家族が住むことになった時に、改築しやすい木造に。

それから、打ち合わせ、工事中と色々ありました。
おひとりで打ち合わせされるので、時々気持ちの休憩も必要です。
食事に行ったり、お茶会をしたりして、心の深呼吸もしました。
家を創るということは、とても大きな人生の一大事です。
大金も必要です。想いを設計者や施工者に伝えるのも、もどかしいことがあります。

そんな記憶も、薄れるくらいの時間が過ぎた、先日、カメラマンに同行して伺いました。
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この庭の植栽は、すべてNさんがつくり上げたもの。
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町の真ん中のオアシス。素敵です。
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設計をした若杉さんが、
「Nさんはきっと前世は西洋のお姫様だったのでは!」
というくらい、煉瓦や大理石がお好きでした。
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リビングの壁は白い石のタイル。
清楚でもあり、存在感もある壁です。
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打ち合わせや工事中は、現場監督なみの表情で、毎日家創りを見守っていらっしゃいました。
でも、家が完成すると、とても穏やかで、笑顔が絶えません。
幸せ空気が室内に充満しています。

社交辞令と分かっていても、「東さんと出会えて本当によかった!無理して鉄骨にしなくて良かった」と言って下さり、涙腺がゆるみました。

工事に関しては、設計から現場までのみんなの力の集結です。
皆に言って下さっていると感じる言葉でした。

どんな家、どんな構造、どんな暮らし。
決めるのは、そこに暮らす方です。
でも、その「決断」までの道のりをお手伝いすることには、全力で向かいます。
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by iepro | 2013-12-10 10:01 | お宅訪問