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手仕事への想い

西唐人町の器季家カフェの名前は、陶芸家の器が好きで、日本の四季の移ろいが好きで、家創りが好き!の想いで生まれました。

そして、今から27前。手仕事の作品が好きで、一軒目の店、クロスポイントをオープンしました。
その時、クラフトという言葉を知り、工業デザイナーの秋岡芳夫さんの存在を知りました。(色字クリック)
彼は、モノモノというクラフトショップをプロデュースしていて、憧れの存在でした。
まだ当時、4歳と1歳の子供を抱えて、育児と家事と、手仕事の店とで、バタバタと毎日を過ごしていた時期です。
専門的に、デザインや工芸を学んだわけではなく、ただ大好き!の気持ちで作家や作品との出会いを探していた頃。
その時期に、秋岡氏が書いた文章があります。

「工業技術で住宅を量産してコストを下げようという狙いの、ハウス55計画が完成する昭和55年には、都会に職人は一人もいなくなっているだろう。すべての生産技術が、僕らの町から遠い見知らぬ土地の工場に移り、大工も椅子の張り替え職人も、豆腐屋もいなくなる。・・・」

ハウス55計画とは、建設省と通産省が関わった国家プロジェクトで、今のハウスメーカのスタート。高品質、大量生産を目標にしたもの。

この文章をいま読み返して思います。

確かに時代と共に、手仕事の世界に変化は起きている。
でも、今私が関わっている家創りは「原点回帰」で極力、職人力を活かした家創りを考えていることに、我ながら嬉しく思っている。

工業製品の家を買う!ではなく、建築家と打ち合わせをしながら、想いや夢を現実のカタチにしていく、手作りの家を創る。

この気持を共有できる方々と、家創りの話ができる時が、私にとって至福の時間です。
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と、久々の休日にそんな事を考えておりました。
椅子は小泉誠氏のデザイン。
窓際の椅子に座り、緑を眺め、小野リサのCDを聴いております。



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by iepro | 2013-08-11 11:48 | 想い