くまもとの家to暮らし                              ファーレ通信 

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表現者の想い

娘に以前、お猪口をあげました。
お酒は飲まないのですが、珍味でも入れて食卓に出したら!の気持ちで。
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東京芸術大学を卒業後、陶芸家になった白石和宏さんの作品です。
当時鎌倉にお住まいで、お宅へ遊びに行き、買いつけてきたものです。
もう28年前位のことです。
私と同じ年の彼は、気さくな感じの方でした。芸術家の気難しい感じはしなかった。

そして、久しぶりにこの器をみたのは、孫の砂遊びの道具箱の中。
「あ~~~!」
慌てて、「確保」しました。
価値観の違う人にあげた私がバカでした。

そして白石さんはお元気かな?と思いにネットで情報を探しました。
彼は38歳の時に他界されていました。私がお会いした後10年後に。
「遺作」の器が我が家にもあります。

陶芸家でも、建築家でも、かたちを創る表現者と出会う時、いつも思います。

流れ作業の中で、大量に出来るモノではなく、その人の想いをきちんとくみ取って、その作品を使わせてもらうと。

つくり手へのリスペクトの気持ちは大事です。

そうすると、そのかたちが更に愛おしくなります。

長い年月関わっていく「つくり手の想いとかたち」

大量生産されるモノと「心感じる希少なかたち」

暮らしの中に大切にしたいものを見極める「目」も養いたいものですね。
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by iepro | 2013-07-05 09:10 | 想い