くまもとの家to暮らし                              ファーレ通信 

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終の暮らし方

あるデザイン事務所の方から、癌患者の方が心地よく治療を受けたり、ホスピス施設へ通えたりする場所、建築構想があります。どのような方がメンバーになってカタチを創っていけば良いのでしょうか?と、ご相談を受けました。

私も、パーキンソン病症候群の父と大腸癌の母を看取っているので、「終の暮らし方」には体験と願望もあります。

自分の「終の暮らし方」も計画しています。でも、それは計画であって、実際に病気を患ったり、体が動けなくなったら、具体的にこうする。というところまでは、考えていません。

そこで、依然読んだ本をもう一度読み返してみました。
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「おひとりさまの老後」著者上野千鶴子さんは1978年生まれ。平成19年に発行されたのを5年前位に読みました。。東京大学で女性学、ジェンダーを研究してきた人。
「コミュニティデザイン・人がつながるしくみをつくる」著者山崎亮さんは1973年生まれ。
平成23年に発行。
京都造形芸術大学で、まちづくりや建築、ランドスケープ等のデザインを教えている。

暮らす側から書いた本と、暮らしを建築する側から書いた本。
特に暮らす側の上野千鶴子さんの施設、マンションの選び方は実際に暮らしている人を取材して書かれているので、非常に興味深く面白かった。

近年は、若いご夫婦やご家族2世帯住宅等で、これから成長するお子さんが同居される家創り以外に、熟年ご夫婦二人、女性一人の家創りのご相談も増えました。
私は非常に嬉しい。
私の目標は死ぬまで「働き学び遊ぶ」

働くとは「人が動く」と書きます。お金を稼ぐだけが、働くではなくボランティアでもサークル活動でも良いのです。ひきこもり老人になりたくないのです。
友人たちにこの話をすると、
「あなたは大丈夫!今どこにいるの?といつも聞くくらいに動いているでしょうね」と笑われます。

私の仕事は家という個体の建築物を創るプロデュース。世話役です。
でも、その個体が暮らす方にとって、ジャストサイズでなければいけないと思っています。
そのサイズは、時の経過と共に変わるのです。

ずいぶん昔のチョコレートのコマシャールで「大きいことは良いことだ!」というキャッチフレーズが流行りました。大は小を兼ねるとも言います。
でも「終の暮らし方」を実際に計画した場合は、「小さいことは良いことだ!」になるような気がします。


暮らす側と、つくる側。
双方の想いがきちんと重なり合った時、快適な空間が出来るのでしょうね。

「終の暮らし方」のご相談者には加齢臭も暗さもありません。
だって、前向きに暮らしたいから、家の建替えやリノべーションして、新しい空間を創りたいと願うのです。
私から見れば、尊敬する人生の先輩で、輝いています。

元気がないのは50代前後のおじさん達。
生活に疲れて、仕事に行き詰まり、はつらつさを感じない。お酒を飲んで現実逃避・・・。
ごく一部かもしれませんが、精神的老人を見かけます。(元気を出して~!)

「終の暮らし方」に関わる家創り。
本当は、早めに考える大切なことだと思います。

ちなみに、私は65歳まで南阿蘇の自然に遊んでもらい、その後は、季節に応じて街中のマンションや山や海の暮らしを楽しみます。
そして、街中に熟年が楽しく暮らせる場所をを創ります。Jタウン構想。(色字クリック)
構想は現在、妄想で止まっています。
妄想を構想から現実にするには、心身ともに健康でなければ出来ませんね。
自愛の精神で・・・。
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by iepro | 2013-05-21 09:55 | 想い