くまもとの家to暮らし                              ファーレ通信 

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家づくりは感じてから知る!

今、五木寛之さんと会話をしている。(単に本を読んでいることを、私は作家と会話をすると表現している)
「知る」というテーマで書かれている文章の中で
「寛之さん、同感!私もそう思っているの。そう!まずは感じることですよね」
とうなずいたこと。

その内容は
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日本の民藝運動の基礎をつくった柳宗悦さんの言った言葉について。

柳宗悦さんは明治維新に、急に西洋文化が入って来たことにより、日本の古き良き時代の工芸、手仕事が失われることを憂い、日本各地の地域に根ざした手づくりの生活用品を残していく運動を始めた人。
その彼が言った言葉

「見テ 知リソ 知リテ ナ見ソ」

この意味を寛之さんはこう解釈した。
われわれは「知る」ということをとても大事に考えている。
しかし、ものごとを判断したり、味わったりする時は予備知識や固定観念が邪魔になることがある。
だから、見ること、それに触れること、体験すること、そこから感じる直感を大事にすることが大切ではないか。

これは、私がいつも思っていること、言っていることと同じ。

建築物をみるとき、事前にその建築家の経歴や受賞歴、その家のコンセプトや世間がその建築物をどう評価してるなどという先入観があって見ては、自分の素直な直感が感じ取れないはず。

大切なのは、その家の空間、素材感、設計について、何の先入観もなく感じることが大事。
それをいろんな家を見学、体感していく中で、身につけいくことが、我が家づくりのパートナーを探す鍵になる。

好きな作家と好きな民藝と好きな家づくりを無理にこじつけたようにも思えるが・・・。

家づくりの知識、建築家の本、性能機能の説明をあまり頭に入れ過ぎた時は、
一旦、その先入観となるものを頭から消して真っ白にしてもらいたい。

その上で、自分の感性、直感を研ぎ澄まして、建築物を感じてみて下さい。

有名な建築家の家でも、感じないものは感じない。
無名の新人が設計した小さな家にも、感動はあるはずです。
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by iepro | 2010-10-22 09:44 | 想い