くまもとの家to暮らし                              ファーレ通信 

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器の大きさとこだわり

器。
これを人格として表現したり、家のカタチとして表現したり。

最近想うこと。
とても贅沢で心地良い器の大きさは、それなりの広さ。
人格で言えば「穏やかでそばにいても緊張感を感じさせることなく、空気のような人」
家で表現すれば、「狭すぎもせず、広すぎもせず、程よい空間」

そして、
大阪の小さな料理屋で、職業的に考えたこと。
器は小さくて中身が充実している方が良い。
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道頓堀の有名な料理屋で修行した大将がこじんまりとしたカウンターの中で手際よく動いている。
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手元は機敏に動いても、お客様の会話をちゃんと聞いて、絶妙のタイミングで対応してくれる。
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女将さんと二人で切り盛りする店。カウンターは6席、奥に和室がひと部屋。
この器は狭い。
でも料理は一流。
私がこれまで食べた和食の中で一番かも。(さほど食べ歩きしている訳ではありませんが)
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次々に出てくる料理のひとつ、ひとつの産地、こだわりを説明してくれる。
実際に料理を盛る器も作家の窯元まで出向き、探したものたちが並ぶ。
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量より質。器の大きさではなく中身。

食べながら考えた。
私が求めている家創りもこれなんだ!
フランチャイズの料理店でもなければ、食べ放題呑み放題の質より量でもない。
店は狭くても、大将の腕と女将さんの心のこもったもてなし。
味は絶品。
創り手の表情や息使いを感じながら堪能できる至福の時。

建築家や職人達との打ち合わせも、この距離感で進めた贅沢な家創りをしてもらいたい。
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by iepro | 2010-09-10 22:12 | 想い