くまもとの家to暮らし                              ファーレ通信 

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食べられる家?

食べられる家、天然素材の家、体に優しい家。
木造住宅の「売り」のキャッチコピーは色々ある。
でも食べられる?と聞くと、童話のお菓子の家を想像する。クッキーやチョコレートで出来た家。

現実には、体に害のない素材を使っているという誇張した表現。

病気や喘息、アトピーなどの持病をもたれている方にとって、「健康住宅」と称された家には惹かれる。

私が担当した中に、娘さんが喘息で夜中に何回も発作が起きることを聞いた時はいたたまれなかった。
夜の打ち合わせ中、苦しんでいることもあり心配した。

でも、今は築4年目の家で快適に暮らして、喘息の発作も出ていない。
元気で明るい中学生に成長していた。

最初にそのご家族と話をした時、私は「健康住宅」を創りますよという説明はしませんでした。
風が良く通り、日がポカポカと入り、無垢材の肌触りが良く、居心地の良い家を建てましょう!
と、いたって当たり前の話をしました。
土地探しからお手伝いしたので、
その土地の条件を200%活かせる設計をしてもらいましょう!と。
土地は40坪。少し高台。
ハウスメーカーは嫌がる条件です。企画住宅が当てはめにくいので。

でも、私には自信がありました。
素敵な家が出来ると。
実際車3台が駐車できて、スキップフロアーで4層の空間が出来ました。
ご主人の間・奥様の間も。

健康住宅はとても大切なテーマです。
そのこだわりがある方々が、家を建てたいと考え始めてから、
何処に建てる?
誰に設計を頼む?
誰に施工してもらう?

を考える選択肢の条件は何だろう。と考えました。

自分の「家づくり」の過去の記憶をたどってみと

まず、設計事務所は頭になかった。高い!と勝手に思い込んでいた。
そして、自分の言う事など聞いてくれない設計士が作品として作っていくのだろうと思っていた。

そして、住宅展示場へ行ってみた。
さすがに、素人の私でも、展示場と実際の家のつくりは違うことには、気がついた。
予算が違うので。
(住宅展示場の施工費を口外するのはタブー。もしお客様が聞いたら安めに言うように決められているはず。見せるための商品ですから)

その後、自宅に頻繁に訪問してくる営業マンにもうんざりした。
分厚い資料やパンフレットだけが増える毎日。

結果は、自力で気に入った土地を見つけ不動産屋と契約日になって、「ひもつき」だと紹介された住宅会社と契約。
そして
現場での???の日々が続き、
「これから建てる人のために自分の失敗経験を活かせないか」で今がある。

「ひもつき」とは不動産会社と住宅会社の営業マンの裏工作でお客様獲得の約束が出来ていたこと。
私はそのことをまったく知らず、何処の会社に頼もうかなとワクワクした毎日を送っていた。

話が長くなりますが
とにかく今の結論。

健康住宅を建てたい!と思う方は多いはず。
誰も、家を建てて病気になりたいなどと思うわけもない。

そのこだわりは、設計事務所に依頼して空間や素材もしっかり話し合い、その後、ちゃんと施工してくれる施工業者に依頼すれば、出来ます。

但し、経験豊富な設計士をお勧めします。

素材、仕様のこだわりも大切ですが、「設計力」も快適な暮らしにはとても重要です。
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by iepro | 2010-05-23 10:08 | プロデュース